第56号のお知らせ 【なんか痩せた?認知症の初期症状は「体形の変化から」】
内容 :
今回のテーマは【認知症発症の前駆症状について】です。
オーストラリアと米国の5390名を
認知症を発症する方と、そうでない方との比較したところ、
認知症を発症する方は、最大10年前から、痩せてくる(体重・腹囲の減少)ようです。
また、5 年前からHDL(善玉コレステロール)が上昇し、発症直前には減少する。
※ちなみに LDL(悪玉コレステロール)・総コレステロール、血圧や血糖値には変化なし
この研究結果は、認知症のイメージを変えないといけないと教えてくれてます。
認知症は、高齢になってから突然発症するイメージでお話されることがありますが、
実際はそうではなく、認知症と診断される10年以上前から、心血管代謝系の前駆症状があり
★認知症予防に介入するには、中年期から心血管代謝系の健康(食事、運動、体重管理など)を
積極的に行わないといけないということがわかりました。
この論文は、認知症予防分野では、インパクトがある内容です。
ぜひ、興味がある方は、ぜひ、原文に触れてください。
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11806394/